当院の思い
とお困りの働く世代を応援したいとの思いから週末を利用した日帰り鼠径ヘルニア手術をはじめました。
お忙しい方々が主な対象となる日帰り手術を行うため次の点に特に重要と考えました。
仕事に支障の少ない鼠径ヘルニア手術であること
日帰りで行っても安全であること-麻酔科との密な連携を構築すること
術後の通院を最低限とするために、痛み・腫れ・再発などの術後合併症の少ない治療を行うこと
外科のこだわり
日帰り手術を可能とするため、外科では特に下記の点に注意しております。
仕事に支障の少ないヘルニア診療
傷を小さく痛みを少なく
術後の腫れを少なく
再発率低下を目指す
術後の神経痛の予防
仕事に支障の少ないヘルニア診療
手術日の前に一度外来受診をしていただきますが、一度の受診で術前検査が終了するように努めております※。
土曜日午前中の外来受診も可能です。日帰りヘルニア手術日は、仕事を休む期間を最低限にでるよう木曜日・金曜日・土曜日の午前中に設定しています。
※持病をお持ちの方の場合は一度の外来受診では術前検査が終わらないことがあります。
土曜日午前中の外来受診も可能です。日帰りヘルニア手術日は、仕事を休む期間を最低限にでるよう木曜日・金曜日・土曜日の午前中に設定しています。
※持病をお持ちの方の場合は一度の外来受診では術前検査が終わらないことがあります。
傷を小さく 痛みを少なく
傷が小さく痛みの少ない腹腔鏡手術(腹腔内アプローチ)を主術式としています。
手術は5mmポート3本で行い痛みの軽減に努めています※。 腹腔内に3本のポートを入れて手術を行います。右記のように1箇所5mm強の傷が3箇所できます。傷が小さいため術後の痛みが少ない手術です。
※患者さんによっては、メッシュを使用した前方アプローチ手術をおすすめする場合もあります。使用ポートサイズを変更することもあります。
手術は5mmポート3本で行い痛みの軽減に努めています※。 腹腔内に3本のポートを入れて手術を行います。右記のように1箇所5mm強の傷が3箇所できます。傷が小さいため術後の痛みが少ない手術です。
※患者さんによっては、メッシュを使用した前方アプローチ手術をおすすめする場合もあります。使用ポートサイズを変更することもあります。
術後の腫れを少なく
もともと鼠径ヘルニアが出ていた箇所が術後に腫れることがあります。再閉鎖した腹膜の中の脱気を十分に行い、術後の鼠径部の腫脹軽減および
メッシュのずれの防止に努めています。
再発率低下を目指して
主に10x16cm大の大き目のメッシュを主に使用し鼠径部の広い範囲を補強し再発防止に努めています※。
※当院のヘルニアの再発率は2020年6月現在で0.5%です。
※当院のヘルニアの再発率は2020年6月現在で0.5%です。
術後の神経痛の予防
術後の神経痛の予防に留意した手術操作を行っています。タッカー(ネジの様な固定具)を用いてメッシュを固定する際にも神経の走行に細心の注意を払っています。
※成田匡大、宮崎恭輔ら、日鏡外会誌第24巻、2019年より改変引用
※成田匡大、宮崎恭輔ら、日鏡外会誌第24巻、2019年より改変引用
手術の実際
麻酔科のこだわり
日帰り手術を可能とするため、麻酔科では特に下記の点に注意しております。
身体に負担の少ない麻酔法の選択
術後早期からの鎮痛剤の投与
術中の全身管理と術後の疼痛管理は麻酔科専門医が行う
身体に負担の少ない麻酔法の選択
術後早期の疼痛予防のために術後、麻酔からの覚醒の前に腹壁へのブロックを行っております。
術後早期からの鎮痛剤の投与
術後の疼痛予防のために痛みが出現する前から予防的に鎮痛剤の投与を行っております。
術中の全身管理と術後の疼痛管理は麻酔科専門医が行う
より安心して手術を受けていただくために外科医と麻酔科医が連携を取って周術期の管理を行います。
手術当日以降のスケジュール
9:00 頃
ご来院。医師の診察があります。
10:00 頃
手術室に移動。麻酔導入後手術開始。
12:30 頃
手術室を退室。以後病棟で経過観察。
18:00 頃
医師の診察があります。帰宅可能と判断されれば退院です。
翌日
翌朝、お電話にて状態をお尋ねします。
1週間後
退院1週間後頃に外来診察があります。
医師のご紹介
加藤 雅人 院長
- 出身大学
- 鹿児島大学医学部
- 卒年
- 昭和54年
- 資格・所属
- 日本外科学会認定医
日本胸部外科学会認定医
日本乳癌学会認定医
日本外科学会指導医
九州大学医学部臨床腫瘍学講座非常勤医師
日本呼吸器外科学会指導医
日本外科学会専門医
日本呼吸器外科学会専門医
日本がん治療認定医機構 暫定認定医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定
隅 健次 副院長
- 出身大学
- 佐賀医科大学医学部
- 卒年
- 平成05年
- 資格・所属
- 日本外科学会専門医
日本消化器外科学会専門医・指導医
消化器がん治療認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本内視鏡外科学会技術認定医・評議員
日本大腸肛門病学会九州支部評議員
日本オストミー協会
佐賀県支部 顧問医
中村 覚粛
- 出身大学
- 広島大学医学部
- 卒年
- 平成22年
- 資格・所属
- 救急科専門医
手術実績
症例数(鏡視下) | ||
---|---|---|
一般外科領域 | ||
鼠経部ヘルニア手術 | 87(87) |
※平成31年4月~令和2年3月実績