麻酔科では、手術室麻酔管理と、痛みの外来を行っています。
手術中だけではなく、術前から術後までの患者様のクオリティ・オブ・ライフ(生活の質)を高めることを目的としています。
また、痛み外来としても、原因の分からない痛みや取り除くことの困難な痛みの軽減を目的とした治療を行っています。
専門外来名を「痛み外来」とし、急性及び慢性疼痛疾患を対象に、月・水・金の午前に診察を行っています。
診療時間・休診日
取り扱う主な疾患
手術室麻酔管理 | 手術前から手術後まで外科系各位と連携し、常に患者さんの安全と安心を心がけています。 最近の麻酔管理は手術中にだけ視点をおくのではなく、術前から術後までを含めた 周術期における患者さんのQOLを高めることが重要であると考えられています |
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痛み外来 | 帯状疱疹後神経痛や幻肢痛などの難治性疼痛 いわゆる五十肩や肩こりなどの痛みを伴う疾患への神経ブロックや薬物治療 |
痛み外来(ペインクリニック)とは?
痛みは、生体に起こった異常を知らせる警告反応です。
多くの場合は、原因を取り除く治療を行えば痛みから開放されますが、原因だと思われるものを取り除いても痛みから開放されない場合があります。そういった場合に、痛みを神経ブロックや投薬によって軽減、コントロールを行うのが痛み外来です。
痛み外来を受診される患者様の一例
- 原因不明の手術後疼痛などの痛みから解放されない場合
- 末期がんなどの痛みの原因を取り除ききれない場合
- 特発性助間神経痛などの痛みの原因がはっきりしない場合
神経ブロックとは
神経ブロックとは、いわゆる局所麻酔ですので、麻酔薬の効果が効いている間だけしか効果がない治療と思われることも多いですが、実際には痛みの治療のみではなく、疾患の治療としても有効である場合もあります。
疾患の治療として有効な例
- 直接的な痛覚伝導路の遮断による鎮痛
- 痛みの悪循環の遮断による発痛機転の抑制
- 交感神経の遮断による局所血流増加に伴う局所状況の改善
- 神経機能の一時的遮断で神経変性を抑制し疼痛発生を予防
- 運動神経遮断による痙攣の抑制
医師のご紹介
- 出身大学
- 金沢医科大学医学部
- 卒年
- 平成19年
- 資格・所属
- 厚生労働省麻酔科標榜医
日本麻酔科学会認定医
日本麻酔科学会専門医
老年麻酔科学会認定医
- 出身大学
-
金沢医科大学医学部
- 卒年
-
平成19年
- 資格・所属
- 厚生労働省麻酔科標榜医
日本麻酔科学会認定医
日本麻酔科学会専門医
手術麻酔実績
全麻 | 局麻 | 計 | |
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外科 | 276 | 13 | 289 |
整形 | 109 | 15 | 124 |
肛門 | 0 | 56 | 56 |
泌尿器 | 12 | 6 | 18 |
皮膚科 | 0 | 13 | 13 |
その他 | 1 | 0 | 1 |
眼科 | 0 | 326 | 326 |
計 | 398 | 429 | 827 |
総手術件数 827例
全身麻酔症例 398例
(2019年4月から2020年3月)